機動戦士ガンダム0088〜Hide in Shadow〜
第1話 3月25日
人は生きている限り、何かを信じ続けている。何かを信じなければ、人は生きていけない。しかし、信じるものがあるからこそ、人は戦う。思想や主義、自分自身で定めたポリシー、欲望や衝動・・・動機は人それぞれだが、そうすることで自分自身が満たされると信じて、人は戦う。歴史はまさにその繰り返しだった。何かを得るために戦った一方で他の何かを失うという二律背反を解消する手段を得るための戦いもまた、人の戦いであるかも知れなかった。
ナタリー・ニールセンの22年に及ぶ人生もまた、戦いの繰り返しだった。彼女は別に、戦いを生業とする職業軍人ではない。実兄が軍人であったばかりに、結果的に戦いの渦中に引きずり込まれたのだが、彼女はそんな自分の人生を呪っているわけではなかった。それどころか、今の自分はとても充足しているとすら思っている。その理由は、自分が医者というある意味では軍人とは相対する位置にある職業だからと言えた。といっても、彼女は医学系カレッジを卒業したばかりで、医者の卵の殻が小さな尻にくっついているような新米ではあったが。
「お帰り、晩メシが今できたところだ。」
月面都市、フォン・ブラウン市の居住ブロックの、とあるマンションの自室に戻ったナタリーを迎えたのは、30歳になろうかというくらいの男性だった。部屋の入口まで出迎えたその同居人は、ナタリーの小さな尻に手を添えながら中に招き入れた。その女慣れした仕草に、ナタリーは抵抗をしなかった。
「あら、マディさんも帰ってたのね。兄さんは元気そうだった?」
マディと呼ばれた男性は、キッチンから食器をとりだしてテーブルに並べ始めた。彼女は本日の研修医としての仕事を終えたばかりで、未だ疲労のあまりソファに身を委ねていた。
「アイツ、無愛想だからねぇ・・・元気だったんじゃないかな。」
「ヘスティアで何かあった?」
「よし、これで準備完了・・・メシにしよう。」
ナベに入っているのは、極東アジアでよく食されている、牛の腸や野菜を煮たものだ。マディは東洋人なので、この手の煮物は得意だった。鍋をテーブルに置くと、2人は席につき、食事を始めた。
「何かつってもねぇ、特に何も・・・」
少しの間、静かな夕食の時間が過ぎ去っていく。鍋の中身が残りわずかとなったとき、再び会話が生まれていた。
「兄さんに口止めでもされてるの?」
「あれ、そう聞こえたのなら問題だなぁ。アイツ、妹は元気かとか、そういうことしか言ってこないし。あんまり深入りしない方が良いよ。それが結婚の時の約束だったろ?オレは君の兄さんを助ける、君はお兄さんのやることには詮索しない。」
「それもそうだけど、やっぱり気になるじゃない。」
「ま、隠す理由はないけどさ・・・例の法案が議会に提出されるらしい。」
「例の法案・・・いつ?」
「順調に行けば来年かな。」
「ようやくって感じね。」
「言うなよ。オレ達が政治的なコネクションを持ったのは、つい最近なんだぜ?」
「ここまでこぎ着けたのが、ってことよ。」
最後の具は、ナタリーが食べていた。
「もう、4年だもんなぁ・・・でも、こぎ着けたってのは違うぜ。大変なのはこれからなんだから。」
「そうね・・・あんな法案、議会で通るわけがないもの。」
マディは、その飄々とした性格ゆえ、この手の議論は好きではない。夫婦のかわす会話としても問題があると思ったので、すぐにこの話題を打ち切ろうとした。
「ところでさ、いつ君の肩書きから研修医ってのが消えるわけ?」
ナタリーはマディのそんな気質をこそ好きだったので、素直に乗ることにした。彼女にしても、政治などの話が好きというわけではなかった。
「多分、1年ってところかしら。厳密に言えば未定ね。」
「へぇ、普通は2年くらいじゃないの?オレは全くその手の事は知らないけど。」
「人それぞれよ。これでも一応、真面目で通ってるのよ、私は。」
「君が真面目なのはよく知ってるよ。」
そこで再び、ふたりの会話が途切れた。この2人の会話が途切れ後切れなのは、いつものことではない。大人しいナタリーはともかく、マディはどちらかと言えばおしゃべり好きである。きょうに限ってソワソワした雰囲気である理由は、その直後に明らかになる。
「・・・ブリュッセルには下りられそう?」
ナタリーが尋ねた。
「あぁ、ハヤサカ主任の許可がとれたんでね、アナハイムの地球行きシャトルに便乗できる。そこからブルー・オーク・インダストリーの輸送機に便乗させてもらう。」
便乗というのは、すなわち、彼の地球に行く目的が私用であるからに他ならない。便乗できる都合がついたのは幸運であったと言える。
「テストパイロットも楽じゃないわね。」
「ま、民間人に迷惑をかけないだけ気楽だねぇ。少なくとも、人の生命を預かる君よりかは。」
マディは4年前まで軍でモビルスーツのパイロットの仕事をしていたが、とある事件をきっかけにそれまでの名前を捨て、マディ・ミナヅキとしてアナハイム・エレクトロニクスでテストパイロットとなったのである。
そして、ナタリー・ニールセンという名前もまた、偽の名前であった。ふたりに共通していることは、偽の名前であってもそれぞれの戸籍は地球連邦政府に認められたものであるということだった。
マディがナタリーと結婚をしたのは、互いに本当の身分を公にできないという境遇からではなく、旧知であるナタリーの兄から妹を託されたからだったが、マディはマディなりに妻を愛していたし、ナタリーはナタリーなりに夫を愛していた。
都合と事情が合致した偶然の賜物ではあったが、少なくとも当人達は、結婚生活はうまくいっていると思っている。
今から3年前、ナタリーの兄は、マディが妹を欲しいと申し出たとき激怒した。マディによって妹が妊娠させられたと勘違いしたのが、その原因だった。
確かに、兄である自分に代わって妹を側で見守るよう依頼したのは彼自身だったが、それとこれとは話は別である。が、この誤解はすぐに解けた。反地球連邦組織のメンバーであるという身分を隠して同居、社会生活を行うには、身内という形式である方が安全性が高い。ただ、マディは東洋人、ナタリーは白人であって、兄妹を装うには不自然すぎた。よって、夫婦という形を繕うしかなかった。
結局、ふたりが愛し合っていたのも事実だったので、兄は仕方なくこれを認めたのである。
「出発はいつ?」
「シャトルは明日の朝10時に出るから、それまでに合流する。ここを出るのは8時頃、ブリュッセル到着は明後日になる。ちょうど、ナリアさんの命日だな。」
「じゃ、早めに休まないと、シャトルで宇宙酔いになるわよ?」
「そりゃ嫌だな。酔い止めを乗務員のお姉ちゃんに頼むのも格好悪いし、そろそろ休むとしますかねぇ。」
「そういうところ、相変わらずね。」
妻に軽くキスの挨拶をして、マディは一足先に寝室に入っていった。
(私も行きたかったな、ナリアさんの墓参り・・・)
マディのかつての恋人であったナリアという女性は、ナタリーとも仲が良かった。それだけに、死んだ人間の存在が生者にとって大きいのだと感じていた。以前、夫の机の引き出しの中に、彼女が酒瓶を片手に微笑んでいる写真を見つけたことがあった。それが自分への愛情には関係ないと知りながらも、ほんのわずかな羨望の感情を覚えたものだ。
マディは、フォン・ブラウン市からアナハイムの地球行きのシャトルで北米大陸に降りた後、地球の大企業であるBOI(ブルー・オーク・インダストリー)の輸送機に乗り換えて、月を出発してから46時間後の午前8時にコペンハーゲンに到着していた。ここからさらに、BOIが用意してくれる自家用の小型機でブリュッセルまで送り届けてもらう予定になっていた。
ブルー・オーク・インダストリーとは、マディや義兄達が密かに行っている活動を経済面から支援している企業で、民間、軍事を問わず船舶や航空機などの開発を行っている、アナハイム・エレクトロニクスやルオ商会とも肩を並べられるほどの大企業である。この会社の会長は女性で、グリプス戦役ではエウーゴのパイロットとして戦っていたが、戦後に退役して親の跡を継いだのだという。変わり種には違いないが、人間的に信頼できるという話だった。実際、政財界のみならず、一般人にも彼女のファンは多い。
コペンハーゲンは、第一次ネオジオン抗争終結後にBOI本社が移転してきたことにより、この4年足らずでかなりの復興が進んでいた。この都市はいまや、”BOIの街”として有名となっているほどだ。
その本社があるだけに、BOIが個有している空港も存在する。マディが輸送機から降り立つと、そこにスーツに身を固めた男性の姿が確認できた。ただの便乗者である彼に迎えが来るなど聞いてはいなかったので、最初は自分に用があるとは思っていなかった。
「マディ・ミナヅキさんですね?」
男が話しかけてきたので、マディは少し驚いていた。
「あぁ、そうだけど・・・?」
「少し、お時間をいただけませんか?それほどお手間はとらせません。」
マディには、その男の用件が想像できていたので、素直に承諾した。
エレカのリムジンに乗せられ、マディとスーツの男はコペンハーゲンの中心部に向かっていた。BOIの街と言われるだけあって、その中心にあるものを想像することは難しくない。
しばらくすると、巨大なビルがマディ達の視界に入ってきた。マディがこのビルを訪れるのは、実は二度目である。
「ここに来たのは2年前だけど、よくもまぁ・・・」
コペンハーゲンとBOI本社ビル周辺の戦災からの復興が予想よりも進んでいたことに、マディは心から感心していた。しかし、彼の感心はそれだけではない。BOI社は地球の企業だが、その視野は地球圏全土に及んでいる。傘下にある旅行社が頻繁に宇宙旅行ツアーを組むなど、市民達に宇宙への感心を持ってもらおうという女会長の意思が企業の在り方へとダイレクトに反映されているのだ。
「しかし、あくまで最低限の復興です。それ以上の復興と開発は、地球の汚染を復活させることになります。」
「あぁ、同感だね。過去の地球と同じ感覚でモノを考えるから、いつまで経っても連邦の政治は本質的に変わってないんだ。植林も進んでるみたいじゃないの・・・こいつァ凄い。」
マディ達の活動理念は地球から人類を追い出すことであって、かつてのサビ家やハマーンのような地球人類の抹殺ではない。地球連邦の政治中枢を宇宙に移し、そこから市民達の意識改革を行うことで目的達成を目指していた。そういう穏健的な部分がBOIの会長の共感を得て、彼女からの援助を受けることができるようになったのである。打算や利益追求のためではないところがBOIの凄いところだと、マディは思っている。
「到着したようですね。案内いたします。」
「あぁ、ご苦労さん。」
案内されるままに、マディは最上階への直通エレベータに乗った。エレベータから降りると、前にはドア、左右には短い通路があって、右に通された。記憶によると、応接室があるはずだった。
「ここでしばらくお待ち下さい。」
男が去って入れ違いに、女性社員がコーヒーを持って入ってきた。それを受け取って一口すすると、
(やっぱ、コーヒーの味は地球と月では雲泥の差だねぇ・・・)
と感嘆していた。
それから10分ほど待たされてから、室内にひとりの女性が入ってきた。女性社員ではなく、自分と同年代の見覚えのある人物だったので、ソファから立った。
「お久しぶりね、マディ・ミナヅキ・・・それとも、レイ・ニッタ少尉と呼びましょうか?」
「レイ・ニッタは4年前に死んでますよ、シェリー・バーグマン女史。2年ぶりです。相変わらずお美しいですねぇ。旦那さんは元気?」
軽く握手をして、すすめられるままソファに座った。すぐさま、先程の女性社員がコーヒーをもうひとり分持ってきて、ソファの前にあるテーブルに置いた。
「ありがとう、用があればまた呼ぶから、下がっていて。」
「かしこまりました、会長。」
女性社員が立ち去って、室内にはマディと会長と呼ばれた女性だけになった。
「女性に対しては律儀にお世辞を言えるのね。そちらこそ、可愛い奥さんは元気?確か・・・イーリスさんだったかしら。」
「ええ、仕事も頑張ってますよ。お世辞とは、女史もご謙遜をなさる。」
笑いながら、コーヒーをすすった。やはり酒とコーヒーは美人と一緒に飲むに限る、と本気で思った。美人の妻が聞けば、怒りはしないが呆れ返るに違いない。
「いやぁ、私用でこっちに来てるのに、わざわざ自家用機を用意してくれるそうで・・・なんか申し訳ないですねぇ。」
「いいのよ、ついでだから。あなたは荷物として運んであげるわ。」
「ついで・・・ということは、会長もご一緒されるので?」
「ひとりが良かったかしら?」
シェリーは意地悪く微笑んだが、それは小悪魔的ではなく好感の持てる微笑だ。彼の妻ナタリー、いや、イーリス・リィプスも時折見せることがある、レイの好きな表情だ。
「とんでもない、美人とこうやってコーヒーまでご一緒できた上にドライブなんて、光栄ですよ。」
シェリーは正直言って、組織の指導者である彼の義兄を好きではなかった。信頼には値するかも知れないが、愛想がないので個人的に話をしたいとは思わないのだ。レイは対比するにしては極端だが、まだ話しやすい方だと言えよう。そして、シェリーが話題を切り替えた。
「ところで、”法案”の草案ができたって話だけど?」
「あぁ、例の法案ですか?来年には議会に提出される予定ですけど・・・」
レイの表情が曇り始めたのを見て、シェリーはそれを当然だと思った。
「それはしょうがないわね。宇宙に出た人々は、みんな地球に帰りたがっているもの。今になって連邦議会の月への移転なんて、みんな嫌がるのも無理ないわ。」
「でも、全ての人類が宇宙に出なければ、地球は永遠に治癒しません。一切の例外を認めない、というのが法案の前提ですから。」
例外というのには、自然保護を目的とした調査や人工的な自然回復を行う責務を負った人間も含まれている。現在のシステムでは、それを名目に地球に居住している人間も少なくはない。ひとつでも例外を認めてしまえば、意味がないのである。その例外を産み出す温床である連邦議会とそれに参加している議員、閣僚ら政治中枢が率先して宇宙に出れば、自ずと地球は人類の中心ではなくなる。
すでに大半の資源が枯渇している現在の地球は、それらを活用する産業を放棄している状態である。そうなれば、もはや人類にとって地球という大地は必要がない。人が生きていくには、コロニーで充分なのだ。ただ、コロニーという閉塞した空間での収容人数には限りがある上に、コロニー建造には時間がかかるので、今すぐに全人口をコロニーにあげることなど物理的に不可能なのが現実だ。それがわかっているから、レイ達は性急な変革を求めず、将来的にそれを実現できるためのシステムを作るというのを、当面の目的としているのである。
「議会では通らないわね、ハッキリ言って。もっとも、この法案が議会に提出されたという事実が大事なんだけど。」
法案が議会で可決されないのはイーリスも指摘したとおりであるが、そんなことはレイ達も分かっていたし、シェリーも彼らから事前に説明を受けていた。今回に関して言えば、議会を通す必要はないのである。
「でも、よく考えたら、議会で取り上げられるかどうかも怪しいわ。黙殺されないかしら?」
シェリーの懸念はもっともである。この法案が提出されて審議の結果に否決したら、連邦政府閣僚達の関心が地球にしかないことを証明してしまうことにもなりかねないのだ。
「もしそうなったら、その事実を公表してまわるつもりです。証拠収集も抜かりなくするつもりですから。」
「・・・私にはなんとも言えないわね、それは。とにかく、あなた方の深慮遠謀が実を結ぶことを祈っているわ。」
「会長の投資が無駄にならないよう、努力はしますよ。」
話が一段落して、シェリーはレイの私用について話題を切り替えた。
「ブリュッセルのこと、聞いてるわ。あそこで戦死したんですってね、あなたの恋人。」
「恋人って程じゃないんですけどね。でも、いい女でした。」
「それはあなたにとって最大級の賛辞でしょうね。」
「ええ、まぁ・・・」
シェリーは、これ以上レイの過去をほじくるのをやめることにした。
「出発までもう少し時間があるわね。送らせるから、空港で待っててくれるかしら?私もすぐに追いつくわ。」
「了解しました。」
出発という言葉を聞いて、レイはいつもの飄々とした表情から、少しだけ緊張の度合いを深めたそれに切り替えていた。
シェリーが手配した自家用機の中で、2人はこれ以上は活動に関する話題で話すことなく、他愛ない会話をするだけでブリュッセル到着まで待つことになった。ブリュッセルの空港で女会長と別れたレイは、エレカに乗って単身、旧連邦基地へと向かった。
ちょうど4年前にナリア・コーネリアが戦死したこの基地は、すでに放棄されて廃墟の趣を年月の経過と共に増していた。
レイは彼女の戦死したその場に居合わせることはできなかったが、昨年、義兄であり彼女の戦死の場に居合わせたエネス・リィプスがこのブリュッセルに墓を建ててくれたという話を聞いて、墓参りをする気になった。今年に限って行く気になった理由は簡単で、ブリュッセルまで移動する時間と移動手段の都合がつかなかったからである。
ブリュッセル市内の中央部にあるグランプラス広場には、”ブリュッセルの悲劇”と呼ばれる4年前の戦闘に巻き込まれて死んだ2000人もの人々の慰霊碑が建てられていた。それを眺めて少しの時間を過ごすと、逸品のウィスキーと花を買い、郊外にある墓地へと向かった。そこにナリア・コーネリアの墓があるのだ。
墓地の敷地内は割りと綺麗で、地面には青々とした芝生、墓石は縦横に規則的に配置されていた。管理事務所に問い合わせると、ナリアの墓の場所はすぐに判明した。
遺体の入っていない墓には、彼女の名前と生年、戦死した日だけが刻まれていた。墓碑銘はない。
「エネスらしいな・・・確かにナリアさんは、そんなものは要らないって言ったかもな・・・」
呟きながら花を添えて、仏教の方法で手を合わせた。ここはニホンではないので線香を買うことはできなかったのを少し残念に思ったが、些少なことを気にするナリアではない。
「こっちは、まぁなんとかやってるよ、エネス達もさ・・・4年経って、とうとうオレもあんたより年上、しまいにゃ年下のカミさんまでもらっちまったよ。ま、生きてる人間の特権だから、赦してくれよな。」
しばしの間、死者との会話が行われ、レイによってウィスキーが墓石に注がれた。
「なんかバタバタしてて申し訳ないけど、そろそろ帰るわ。また来るからさ・・・じゃぁ。」
ほんの1時間ほどの死者との面会のために2日に及ぶ移動時間を費やしたが、来た甲斐があったとレイは思った。
その後、レイは来たときと同じ手段でコペンハーゲンを経由し、北米からアナハイムのシャトルで宇宙へと戻った。
自宅へと帰り着いたレイを待ち受けていたのは、新たなる戦乱の予兆であった。シャア・アズナブル率いるネオジオン軍と義兄エネス達が接触をしたのである。
第1話 完 TOP