オンラインTRPG講座
テーブルトークはこれまで、テーブルを挟んで実際に向かい合ってプレイするしかありませんでした。ですが、今日ではインターネットによるコミュニケーションの技術が発達し、チャットという手段でTRPGを行うことができる、良い世の中になりました。これらを利用してテーブルトークを行うことを、一般ではオンラインTRPG、オンラインセッションと呼びます。
オンラインTRPGには、なかなか仲間が集まれない通常のTRPGと違って、日本全国、世界中から仲間を募ってプレイできること、記録の保存が容易であること、顔を合わせてプレイするわけではないので逆にキャラクターをイメージしやすい(男性プレイヤーが女性キャラを演じるときの寒さを感じずに済む)などの利点があります。
反面、会話のレスポンスが落ちるために時間がかかりやすい、GMが状況を説明する手段が限定される(図解をその場で書いたりできない)などのデメリットもありますが、それを補ってあまりあるメリットがオンラインTRPGにあります。
1:チャットツール
オンラインTRPGは、通常にサイトに設置されているCGIチャットやJAVAチャットで行うことは、あまりありません。(不可能ではありませんが)よく見かけるのはCHOCOAに代表されるIRCチャットツールや、Colochatに代表されるサーバクライアント型シャットツールでのオンラインセッションです。
IRCは、IRCチャット専用サーバに接続してチャットをするモノで、CHOCOAのツールそのものの拡張機能を利用して、サイコロプログラムを組み込むことができます。利点は使用PCやOSを選ばないこと、欠点はサーバの混み具合に比例して通信速度が落ちることです。
それに対してサーバクライアント型チャットは、ホストのPCが接続しているIPアドレスに参加者が直接接続して、ホストのPCをチャットのサーバに見立てる方式でチャットをします。ツールによってはサイコロプログラムがあらかじめ組み込まれており、操作もIRCよりも簡単です。利点はログの保存が容易であること、操作が簡単であることで、欠点は使用するOSがWINDOWSに限定されてしまったり、LANによってプライベートIPが割り振られているユーザには接続できないことです。
どちらも一長一短ですが、使用OSはほとんどがWINDOWSなので、当サイトでは普段はColochatを使用しています。マッキントッシュなどのOSのユーザが参加者にいる場合や、LANによってグローバルIPが割り振られていないユーザがいる場合は、IRCを使用します。